終末

百合感想bot

雨夜の月 11話を読んで

おはようございます。健康診断で余裕の再検査を喰らいました凜音です。今回は挨拶とかどうでも良いのでさっさと本題に行きます。

 

毎度のことですが、ネタバレを軽く含みます。それでも構わないという方のみ先にお進み下さい。自主規制ができないタイプのゴミなので感情の吐露が凄いことにもなっています。そういう時のブログです。便利な世の中になりました。

 

本題ですが、雨夜の月の11話の感想になります。

見た方は分かると思いますが、

 

テンポが早い。呼吸が止まりました。

 

本当に呼吸が止まりました。生き返っているので私は無事です。咲希ちゃんの自覚が2巻の終わりで見えていたのであのくずしろ先生がこんなにテンポよく作品を書くわけがないだろ!!!いい加減にしろ!と大声を出したのもつかの間、ネットの更新でさらに大声を出しました。職場でです。絶対裏で変な人だと思われています。全部くずしろ先生が悪い。私が悪いよ。本当に。

 

多分みなさん思いましたよね。兄嫁(くずしろ先生が描かれている別の作品)は3歩進んだと思ったら50歩くらい後ろに戻るような話なのに雨夜の月は尋常ではない速度で進んでいます。兄嫁が遅いのはまぁ、分かります。私も昔、恋人が亡くなった時1年くらい死んでました。そんなもんです。むしろ立ち直ったらえらいまであります。心の傷は癒えぬものなので。自分語りが多いな。すみません。

 

そんなこんなで11話、凛音ちゃんの手助け(一方的)(自覚なし)により、好きな人をおうちにお招きしてお泊まりまで漕ぎ着けた咲希ちゃんですが、奏音ちゃんの無自覚な行動にドキマギさせられてしまいます。そういう所だぞ、奏音...とは思いますが、耳が聞こえない彼女にとって、咲希という友達は特別なものだと思います。仕方ないです。それはそれはスキンシップも多くなれば、無自覚不意打ち爆裂パンチを食らわせてしまうのも納得。同性なのもあって気を許すとガードが緩くなるのは百合の特権でもあります。

 

少し話がズレるんですが、百合漫画、というより、同棲愛作品全般に言えることですが、心の穴を埋める相手を探していることが多いです。奏音ちゃんは耳が聞こえないという高いハードルを自ら越えられず、クソでかい穴を心に抱えています。それを埋めてくれたのが咲希ちゃんです。咲希ちゃんも心に穴が空いているのは見ている方はわかると思いますが、穴の大きさが違います。心の穴が小さい方が大きい穴が空いている方に歩み寄り、穴が大きい方が小さい方に好意をよせ、小さい方が思ったより大きい物が帰ってきてパンクしてしまうというテンプレみたいな形が同性恋愛作品には多く見られます。やがて君になるや、ささやくように恋を唄う、カーストヘヴン、わたなれなど全てにおいてこれが当てはまります。なので咲希ちゃんは自覚がかなり早い部類に入ります。これには私も声を出さざるを得ません。まぁ、そういう作品の方が苦しさも尊さも出せて良いんでしょう。作者っていつもそうですよね!私たちの心臓をなんだと思ってるんですか!

 

さてと、話は戻りますが、無自覚爆裂パンチは効果抜群で咲希ちゃんの心に突き刺さります。葛藤もある中、当たり前のように踏み込んでくる奏音ちゃんは咲希キラーとも呼べるでしょう。相性がよすぎる。多分私が咲希ちゃんでもコロッと落ちています。こんなの無理だよ...逆に奏音ちゃんだったら咲希ちゃんのこと好きすぎてしんどいと思います。チョロすぎんだろ...

 

一緒の布団に入って寝るの無理すぎるだろ!!!隣の温かさを感じるのヤバいでしょ。ここでとりあえず心臓が1つ無くなりました。とりあえずで心臓が止まります。助けてくれ。奏音ちゃんも無自覚アタックが止まらないので咲希ちゃんもほかの女に取られたくない感情が漏れてしまいました。またここで全私が死んだ。本当に殺しに来ている。っていうかここで奏音ちゃんも引く訳じゃなくて笑っちゃうのズルくないですか?!本当にこういう所だと思います。良くない。天然、ダメ絶対。

 

本当にテンポがよく、オタクを殺しに来ている雨夜の月ですが、何人の死者が出るのか少しワクワクしている自分がいます。私は既に3回くらい死んでいるので呼吸が止まったよという方は是非ご一報ください。

 

雨夜の月は現在、単行本2巻まで発売しております。そちらの方からお読みいただいて、作者にかんげんしましょう。

 

駄文で申し訳ないがこれにて。仕事に戻ります。では。